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院長のブログ

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りんご病(伝染性紅班)について

2024-12-13
現在りんご病が過去最高に増加しています。
りんご病は『伝染性紅班』と呼ばれ、感染すると咳、発熱や頬や腕に赤い発疹ができるのが特徴で、
ヒトパルボウイルスB19が原因です。
妊娠初期に感染すると6%に胎児死亡がおこります。
妊婦に感染すると、感染した妊婦の4%に胎児貧血や胎児水腫をきたします。
りんご病の予防として、アルコール消毒がききにくいため、
石けんによる手洗いをしっかり行うことが大切です。
飛沫予防対策も必要のため、マスク着用を心掛けましょう。

梅毒について

2024-12-06
今年、梅毒の感染症が過去最多を更新しています。
女性の感染が、この10年間で23倍に増えています。出会いの形がSNSやアプリなどに変わってきているのも一因です。
風俗で働いている方だけでなく、一般の女性にも広がっています。また、東京や大阪だけでなく、地方の都市にも広がっています。
コンドームを正しく着用して性交渉ができていない女性が一定数いて、それで広がっています。今年は、全国で1万5000人を超えているようです。

梅毒は「梅毒トレポネーマ」という病原体によって引き起こされる性感染症で、主に性交渉により、膣や口、粘膜から感染します。
感染から1年以内の「早期梅毒」の時期は、外陰部に5mm前後の腫れやしこりが現れます。その後、手や足、全身に赤い発疹、バラの花のようにみえる「バラ疹」が出たり、発熱や倦怠感がでます。
しかし、症状で出ても痛みを感じることは少なく、気が付かないこともある他、無症状のこともあります。
梅毒の感染は、自然に治ることはありません。抗生剤による治療が必要です。
感染すると、パートナーに感染させます。妊婦に感染すると、子どもが「先天梅毒」になり、難聴、失明、精神発達障害、水頭症などになります。
早めに診断して、治療を受けることが必要です。

インフルエンザ

2024-11-08
インフルエンザが全国的に流行シーズンにはいっております。
インフルエンザは新型コロナ感染拡大後、大きな流行はありませんでした。しかし、2022年頃から再び全国的な流行期に入っております。
手洗いやマスクの着用のほか、ワクチンの予防接種が有効です。
2歳~18歳まではスプレータイプの「フルミスト」、19歳~は注射タイプのワクチンが有効です。

インフルエンザ注意報!

2024-01-31
現在、2月はじめとなり少しづつインフルエンザB型が流行してきました。12月頃までは、ほとんどがA型インフルエンザでした。コロナの感染も保育所・幼稚園・小中学校等で再び感染が拡大しています。小児から小児へさらに家庭内の父母への感染も見られるようになりました。妊婦さんも体調に気を付けてください。

【外飲みはロシアンルーレット】(メディカル ワンポイント 17)

2021-04-28
東京、大阪他では新型コロナ感染流行第4波に入ったとして3度目の緊急事態宣言が出されました。今回は変異型ウイルスの流行が広まり、前回までとは異なる困難な状況となっているのですが、人出はあまり減らなず先行きが危ぶまれる事態です。
 今問題となっているものの1つに、いわゆる「外飲み」があります。外で換気に問題はないし、いいんじゃないのという意見の方も結構いますが、外飲みには外飲みの危険があります。
 たとえ外といってもマスクを外して危ないとは思っていましたが、先日スーパーコンピューター富岳の分析で、外飲みの場合少しでも風が吹けばかなりの広範囲に飛淋が拡散することがわかりました。外飲みはやはり危険な行為です。今まで大丈夫だったいう方は運が良かったに過ぎません。外飲みはロシアンルーレットのようなものなのです。
医療法人社団 慈生会
ちかざわLadies’クリニック

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