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院長のブログ

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ノロウイルス感染について

2025-03-10
ノロウイルスによる食中毒が相変わらず増加しています。
最近ではいちご大福や練り切りによる食中毒も発生しています。
食中毒の一般的な症状として、腹痛、嘔吐、下痢が挙げられ、
発熱を伴う場合もあります。

トイレの後、調理や食事の前は石けんでよく手を洗いましょう。
アルコール消毒はあまり効果がありません。
加熱して調理する場合は十分に火を通してください。
調理器具の消毒は塩素又は熱湯での消毒が有効でです。

ノロウイルスによる食中毒は「感染性胃腸炎」とも呼ばれます。
ノロウイルスは感染力が非常に強く、特効薬はありません。
患者の多くは軽症ですが、高齢者や小さな子供は
重症化する恐れもあります。
感染経路は食事を介して感染しますので注意が必要です。

オムライスで食中毒

2025-02-22
ノロウイルスによる急性胃腸炎は年間を通してみられますが、秋口から春頃までに流行する傾向があります。
感染すると、嘔吐、下痢、発熱などの症状を引き起こします。
通常は特別な治療を必要としませんが、体の弱い乳幼児や高齢者が感染すると、脱水症状になることがありますので、点滴治療が必要となります。

ノロウイルスの感染経路は経口感染です。 ウイルスが付着した手指、飲食物、感染者の吐物などを介して感染します。
感染力が強く、少量のウイルスが体内に侵入しただけで感染します。
オムライスやその他の弁当でも感染しますので注意が必要です。

りんご病(伝染性紅班)について

2024-12-13
現在りんご病が過去最高に増加しています。
りんご病は『伝染性紅班』と呼ばれ、感染すると咳、発熱や頬や腕に赤い発疹ができるのが特徴で、
ヒトパルボウイルスB19が原因です。
妊娠初期に感染すると6%に胎児死亡がおこります。
妊婦に感染すると、感染した妊婦の4%に胎児貧血や胎児水腫をきたします。
りんご病の予防として、アルコール消毒がききにくいため、
石けんによる手洗いをしっかり行うことが大切です。
飛沫予防対策も必要のため、マスク着用を心掛けましょう。

梅毒について

2024-12-06
今年、梅毒の感染症が過去最多を更新しています。
女性の感染が、この10年間で23倍に増えています。出会いの形がSNSやアプリなどに変わってきているのも一因です。
風俗で働いている方だけでなく、一般の女性にも広がっています。また、東京や大阪だけでなく、地方の都市にも広がっています。
コンドームを正しく着用して性交渉ができていない女性が一定数いて、それで広がっています。今年は、全国で1万5000人を超えているようです。

梅毒は「梅毒トレポネーマ」という病原体によって引き起こされる性感染症で、主に性交渉により、膣や口、粘膜から感染します。
感染から1年以内の「早期梅毒」の時期は、外陰部に5mm前後の腫れやしこりが現れます。その後、手や足、全身に赤い発疹、バラの花のようにみえる「バラ疹」が出たり、発熱や倦怠感がでます。
しかし、症状で出ても痛みを感じることは少なく、気が付かないこともある他、無症状のこともあります。
梅毒の感染は、自然に治ることはありません。抗生剤による治療が必要です。
感染すると、パートナーに感染させます。妊婦に感染すると、子どもが「先天梅毒」になり、難聴、失明、精神発達障害、水頭症などになります。
早めに診断して、治療を受けることが必要です。

インフルエンザ

2024-11-08
インフルエンザが全国的に流行シーズンにはいっております。
インフルエンザは新型コロナ感染拡大後、大きな流行はありませんでした。しかし、2022年頃から再び全国的な流行期に入っております。
手洗いやマスクの着用のほか、ワクチンの予防接種が有効です。
2歳~18歳まではスプレータイプの「フルミスト」、19歳~は注射タイプのワクチンが有効です。
医療法人社団 慈生会
ちかざわLadies’クリニック

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